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SANTA ROSA

2013.07.25

当時の糸の質の悪さか50〜60年経ってりゃ−ダメになるわと思いますがアウトステッチが所々飛んでいたので、通常ならオールソールですがソールはまだ行けそうだったので再利用して修理。これがまた大変。糸は死んでいるから切れてしまうので裏ワザで除去して同じ穴を狙って雰囲気が近くて丈夫なアメリカ製のコットンの糸でアウトステッチをかけて#368の半バリで#700茶のヒール交換で終了。木型も一番似たものを入れているのでバランスよく仕上がりました。VINTAGEは雰囲気いいが壊れやすい、それを丁寧になおしてまた履く。男にしかわからない美学です。たまにVINTAGEの様な荒い修理してくれって言われますが、意味がよく解らないのでお断りしています。

VINTAGE

2013.07.25

出来る限り元の雰囲気を壊さず修理 コバの蝋のノリ方やステッチの糸の雰囲気ヒールの削り方 全体のバランスが大事です。ただ昔のパーツを使って修理するのでは意味が有りません。今の時代でも履けるようにそんな修理がVINTAGEのブーツには必要です。パーツなども特殊な物を使用しています。古い靴はまず問い合わせください。そして時間もください。ただせさえかかるのにさらに、すいません。

ブーツ修理

2013.07.23